「北極海北航路」で急接近する「中露」の戦略的駆け引き

林吉永
執筆者:林吉永 2017年8月14日
エリア: ロシア 中国・台湾
握手の裏では激しい駆け引きが(C)AFP=時事

 

『東アジア戦略概観2013』(2013年3月公表)において、防衛研究所の兵頭慎治地域研究部長(当時室長)は、「中国砕氷船『雪龍』の北極海航行(2012年7~9月)にロシアが警戒を強めている」と分析している。

 2013年4月、日本の首相としては10年振りに安倍晋三首相がロシアを訪問した。安倍・プーチン会談では、「戦略的パートナーシップの構築」に合意、戦略環境の変化に対応するため、安全保障・防衛分野について「アジア太平洋地域の平和と安定に責任を有する」という日露共通の認識に基づき、「日露2プラス2外務防衛閣僚会議」の開催、相互協力を約束した。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
林吉永 はやし・よしなが NPO国際地政学研究所理事、軍事史学者。1942年神奈川県生れ。65年防衛大卒、米国空軍大学留学、航空幕僚監部総務課長などを経て、航空自衛隊北部航空警戒管制団司令、第7航空団司令、幹部候補生学校長を歴任、退官後2007年まで防衛研究所戦史部長。日本戦略研究フォーラム常務理事を経て、2011年9月国際地政学研究所を発起設立。政府調査業務の執筆編集、シンポジウムの企画運営、海外研究所との協同セミナーの企画運営などを行っている。
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top