「人手不足」と外国人
「人手不足」と外国人(14)

増加する「偽装留学生」の「偽装就職」闇システム

出井康博
執筆者:出井康博 2017年9月25日
“偽装就職”のため、入管当局に提出した「雇用契約書」「雇用理由書」のコピー(筆者提供)

 

 日本で就職する外国人留学生が増え続けている。法務省の最新統計である2015年には過去最高の1万5657人を数え、5年前の7831人からほぼ倍増した。

 その後、安倍政権は2016年6月に閣議決定した「日本再興戦略」(成長戦略)で、留学生の就職率を従来の3割から5割へと引き上げると決めた。一方、同じく「成長戦略」に掲げる外国人「留学生30万人計画」によって、留学生の数は2012年からの4年間で10万人近く増え、2016年末時点で27万7331人に達している。彼らが卒業時期を迎える頃には、留学生の就職は万単位で増える可能性がある。

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執筆者プロフィール
出井康博 1965年岡山県生れ。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『THE NIKKEI WEEKLY』記者を経てフリージャーナリストに。月刊誌、週刊誌などで旺盛な執筆活動を行なう。主著に、政界の一大勢力となったグループの本質に迫った『松下政経塾とは何か』(新潮新書)、『年金夫婦の海外移住』(小学館)、『黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人』(講談社+α文庫)、本誌連載に大幅加筆した『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『民主党代議士の作られ方』(新潮新書)、『襤褸(らんる)の旗 松下政経塾の研究』(飛鳥新社)。最新刊は『ルポ ニッポン絶望工場』(講談社+α新書)。
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