トランプ米大統領の“言動”により、順調に進んできた米国の金融政策に暗雲が立ち込めている。
米国では、2008年のリーマン・ショックによって発生した金融危機対策のため、日本と同様にFRB(連邦準備制度理事会)がゼロ金利政策に加え、量的緩和を実施した。2014年10月まで3度にわたって実施されたその量的緩和策により、FRBが買い入れた米国債などの資産は、量的緩和実施前の9000億ドルから約5倍の4兆5000億ドルまで膨らんだ。
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