実は「変質」していたフランス極右政党「国民戦線」

広岡裕児
執筆者:広岡裕児 2017年11月8日
カテゴリ: 国際 政治
エリア: ヨーロッパ
「国民戦線」の「顔」として蜜月だったが…(左からマリオン=マレシャル・ルペン、マリーヌ・ルペン、フロリアン・フィリポー) (C)AFP=時事

 

 反EU(欧州連合)の代表とされたフランスの極右政党「国民戦線(FN)」が、ユーロ離脱の看板を下ろした。

 10月19日の国営放送『France2』のテレビ番組で、マリーヌ・ルペン党首は「急激な離脱ではなく、主権回復を徐々に行っていく」と語り、まずテロリストや不法移民が入らないよう国境検査を復活することから始め、通貨主権は一番最後に行うと説明。そして、「ユーロがフランスにとっていいものになるなら、それでいい。成り行きを見てみよう」と述べた。「大統領選挙のマニフェストでは、政策の70%はユーロ離脱が前提になっているが」と、インタビュアーに突かれると、「まず30%から始めるのです」とかわしていた。

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執筆者プロフィール
広岡裕児 1954年、川崎市生まれ。大阪外国語大学フランス語科卒。パリ第三大学(ソルボンヌ・ヌーベル)留学後、フランス在住。フリージャーナリストおよびシンクタンクの一員として、パリ郊外の自治体プロジェクトをはじめ、さまざまな業務・研究報告・通訳・翻訳に携わる。代表作に『エコノミストには絶対分からないEU危機』(文藝春秋社)、『皇族』(中央公論新社)、『EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―』(新潮選書)ほか。
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