ドイツで、大連立政権誕生の可能性が強くなった。社会民主党(SPD)は11月23日から24日にかけての8時間に及ぶ執行部会議で、アンゲラ・メルケル首相率いる保守派与党キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と、大連立政権樹立のための交渉を開始することになったのだ。
ドイツの国内政治が収拾される見込みが立って、欧州統合は辛くも危機回避の公算が強くなった。23日にはマルティン・シュルツSPD党首が、同党出身のフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領の呼び出しに応じ、大連立政権への参画の説得工作が試みられていた。
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