相次ぎ結果が出ているインド「モディノミクス」いよいよ総仕上げへ

執筆者:緒方麻也 2018年1月31日
タグ: インド 日本
エリア: アジア
インドの首相として初めてダボス会議で基調演説を行ったモディ首相の「晴れ姿」(C)AFP=時事

 

 インドのナレンドラ・モディ首相が主導する経済改革・モディノミクスが、相次ぎ具体的な成果を上げている。独立以来の税制改革となった物品・サービス税(GST)の導入は、その後税率の修正を重ね、おおむね業界や消費者を安堵させている。衝撃的な高額紙幣廃止のマイナス影響も昨年いっぱいでほぼ解消。消費財をはじめ乗用車や二輪車の売り上げも着実に回復している。そしてインド経済最大の病根と言われた銀行の不良債権の処理もようやく本格的に動き出した。

カテゴリ: 経済・ビジネス 政治
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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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