仏教美術の真髄に触れる「仁和寺」「御室派」のとてつもない「秘宝」

執筆者:フォーサイト編集部 2018年2月2日
エリア: 日本
1000本の手を持つ千手観音像は、この像しか現存していない
『千手観音菩薩坐像』(国宝) 8世紀・奈良時代 大阪・葛井寺蔵 
※展示期間(2月14日~3月11日)

 

「御願寺(ごがんじ=皇室の私寺)」として歴代天皇から崇敬されてきた京都・仁和寺(にんなじ)。明治維新まで皇族が門跡(住職)を務めていた門跡寺院筆頭の、格式高い真言密教の寺院である。

「秘仏」がずらり

 仁和寺は光孝天皇(830~887年)が両親の追善供養や自身の極楽往生のため、仁和2(886)年に建立を発願し、次代の宇多(うだ)天皇(867~931年)により仁和4年(888年)に創建された。新造された当時は「西山御願寺」と呼ばれ、宇多天皇が光孝天皇の一周忌の法会を行ったが、ほどなくして「仁和寺」と改称。「仁和」とは、時の権力者・藤原氏との抗争で苦しんだ宇多天皇が、世の太平を望み、“いつくしみ、なごむ”との意味を持つ元号を好んだからではないかという。

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