金正恩「電撃訪中」裏事情(中)中国が後押しする北朝鮮「非核化出口論」

平井久志
執筆者:平井久志 2018年4月4日
習近平総書記(右)と握手を交わす金正恩党委員長の表情には、緊張の色がありありと [KCNA VIA KNS](C)AFP=時事

 

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は先代の金正日(キム・ジョンイル)総書記、先々代の金日成(キム・イルソン)主席と同じように、側近幹部を多数同行させて特別列車で中国を訪問した。

 先代、先々代との最も顕著な違いは、夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏を同行させたことだ。ファーストレディを同行させることで、北朝鮮が特異国家ではなく、普通の国であることを示したかったようである。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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