【月】マネー、財政黒字化、EV、米中関係、
   阿川さん、シリア、異能異才列伝、
   池内・飯山対談(上)、「中東通信」2本

執筆者:フォーサイト編集部 2018年6月4日
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先週金曜日から週末にかけて、以下の7本の記事をアップロードしました。

特殊金融機関「外資金庫」の秘密(マネーの魔術史・野口悠紀雄さん):占領地で発生する激しいインフレによる、戦費の増大。これを見かけ上抑制するために、当時の日本政府はあるカラクリを用意しました。

 

またも先送り「財政黒字化」は1年後「消費増税」で実現するのか(磯山友幸さん):「国の借金」をなくすには、PB(基礎的財政収支)の黒字化が必須。それには「消費増税」が鍵となりますが、同時に消費が冷え込まないよう、影響を吸収しなければなりません。

 

自動車「EV化」で生き残りかける「欧州企業」の現状(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):欧州大手石油会社は、EV化の流れにも生き残るべく手を打っているようです。『フィナンシャル・タイムズ』が日米に先んじた欧州企業の現状を分析しています。

 

「対米貿易戦争」で中国が密かに進める「IT核弾頭」交渉(内木場重人):「一時休戦」かと思われた米中貿易戦争、やはり米国側がまた仕掛けました。中国の知財権侵害に制裁を表明。これに対抗すべく、中国は目下、こんな「切り札」で反撃しようとしています。

 

小さな雑菌(やっぱり残るは食欲・阿川佐和子さん):2度のアニサキス経験を作家・伊集院静氏のエッセイでばらされてしまった阿川さん。夜中に起こった腹痛は、さて、3度目のそれだったのでしょうか……。

 

シリア南部でのイスラエル・イラン間の緊張はロシアの仲裁により緩和(中東の部屋・池内恵さん):緊張が高まっていた両国、どうやらロシアが「ブローカー」として仲裁に乗り出したようです。とりあえずこの地域でのロシアの存在感はさらに高まりそう。

 

「人生がひっくりかえる苦労をしたい!」愛憎渦巻く戦慄の「冒険譚」(【異能異才列伝】・フォーサイト編集部):歌手として順風満帆の日々を送っていた峠さん、ぜ、こんな無謀とも思えるトンデモ大冒険の旅に出たのか。行く先々での彼女の空前絶後の壮絶体験!

 

金曜15時には、「トランプ『今日のつぶやき』」も更新しています。

 

そして本日の更新記事は、「【特別対談:池内恵・飯山陽】世界で起きている『イスラム問題』を語りつくす(上)」(池内恵さん)です。新著『シーア派とスンニ派』(新潮選書)を刊行したばかりの池内恵さんと、『イスラム教の論理』(新潮新書)で注目のイスラム法学者・飯山陽さんの刺激に満ちた対談、3回シリーズの第1回です!

 

また「池内恵の中東通信」には、以下の2本の記事をアップロードしています。

シャングリラ対話で思い出すパーレビ国王の「インド太平洋戦略」:メインテーマとなる「インド太平洋戦略」、米国や日本などの構想には肝心の主要勢力である「イラン」が抜けがちな点を池内さんは危惧します。

 

先達はあらまほしき事、あるいは「中東通信」欄の性質:研究者のあるべき日常の姿を明示しつつ、池内さんがこの「中東通信」という場、そこでの情報の発信について、いま考えておられることを明かしています。

 

 

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