「組閣はしたけれど」イタリア新政権に立ちはだかる「大衆」と「マーケット」

執筆者:花田吉隆 2018年6月5日
エリア: ヨーロッパ
ポピュリズム連合を動かすディ・マイオ氏(左)とサルヴィーニ氏(C)AFP=時事

 

 5月27日から31日にかけての5日間、イタリアを舞台に繰り広げられた権力を巡る「攻防劇」。5人の役者が登場したが、結局のところ主役は「サルヴィーニ」と「マーケット」だった。

 マーケットに対峙するポピュリスト連合。「大衆が動かす経済」と「大衆に迎合する政治」の対決。大衆が政治と経済を動かす21世紀ならではの対立構図だ。

大統領が閣僚人事案を拒否

 最初に登場した役者はセルジョ・マッタレッラ大統領。これまで折あるごとに、必要とあらば下野も辞さない強硬姿勢で自らの主張を押し通してきた「反骨の士」だ。

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執筆者プロフィール
花田吉隆 元防衛大学校教授。1977年東京大学法学部卒業。同年外務省入省。在スイス大使館公使、在フランクフルト総領事、在東ティモール特命全権大使、防衛大学校教授などを歴任。
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