ようやくの思いで連立合意をまとめホッと胸をなでおろしたかに見えたアンゲラ・メルケル首相が、政権存亡の危機に立たされた。メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の長期にわたる連立相手であるキリスト教社会同盟(CSU)が、連立合意破棄を突きつけているのだ。やはり、問題となっているのは「難民」である。裏には、10月に予定されるバイエルン州議会選挙がある。というのも、バイエルン州は、地域政党CSUの拠点だからだ。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン