[ブリュッセル発]超小型演算処理装置(MPU)で八割のシェアを握る世界最大手の米インテルに対し、欧州連合(EU)の欧州委員会が近くEU競争法(独占禁止法)違反の判定を下す可能性が高まってきた。 欧州委は七月十七日、インテルの独禁法違反に関して新たな事実が判明したと発表、同社に補完的な告知書を送ったことを認めた。昨年七月の告知書送付に続く独禁法調査の手続きにあたる。告知書の詳細な内容は公表されていないが、MPU取引をめぐるインテルの行為が「市場から競合相手の米アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)の排除を狙った戦略と考えられる」などと通告したもようだ。
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