日本では菅新内閣がスタートしたが、米国は菅首相の党首選の勝利をライバルの小沢氏よりも歓迎しているようだ。それを物語るのは、党首選前の9月11日付のワシントンポスト紙の直截的な社説だった。そのタイトルは、「日本の選挙―『単細胞』のアメリカ人は関心を示したほうがいいだろう」(`Simple-minded` American might want to pay attention)といって、小沢氏の「米国人は単細胞」発言に引っかけた毒のあるものだった。この社説は、小沢氏が米国人を「単細胞」呼ばわりした発言に言及しながらも、彼の米国人への偏見よりも深刻なことは、普天間飛行場の移設合意を再交渉しようとしていることだと喝破している。
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