映画「ファイナルファンタジー」には生身の役者は一人も出てこない。かつてない“合成俳優”の出現に、トム・ハンクスも不安の色を隠さない。[ロサンジェルス発]近頃のハリウッドは、まさにSFを地で行く「すばらしい新世界」だ。 日本では九月十五日から公開される映画「ファイナルファンタジー:The Spirits Within」(監督・坂口博信)の登場人物は、すべてコンピュータが生み出したもの。実写と見紛う精巧さに、トム・ハンクスのような超大物スターから無名のスタントマンまで、今や全米の俳優が新たな脅威に戦々恐々としている。
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