トヨタのシステムが世界ナンバー1であることを疑う人はいない。だが、優れたものが常に生き残るとは限らないのが技術の世界だ。業界標準を獲るのは誰か。そしてハイブリッドは本当に有望なのか。[デトロイト発]トヨタから初代「プリウス」が発売された一九九七年当時、エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド技術は、手探り状態で開発された業界初の試みだった。 それから六年。ハイブリッドは新しモノ好きのための「走る実験室」から、次第に「普通のクルマに近づいた商品」として、着実にひとつの市場を形成しようとしている。
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