ロシアのプーチン大統領の次女エカテリーナ(一七)が、七月に密かに日本を訪問していた。お目当ては東京ディズニーランドと大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン。厳重な警備の下、二週間の日本滞在を楽しんだ。 プーチン大統領令嬢の訪日は初めてではない。今年四月にも長女マリーヤ(一九)とエカテリーナがお忍びで訪問、ディズニーランドや京都の名所を回ったことは一部で報じられた。マリーヤは今回、欧州で夏休みを過ごしたが、エカテリーナは東京ディズニーランドにすっかり魅せられたようで、二回目の訪日となった。 前回の令嬢来日は「四月の日露賢人会議に参加する前にプーチン大統領に貸しを作りたかった森喜朗前首相が、実質的に面倒をみた」(日露関係筋)。だが、訪露した森前首相に大統領の対応は冷たく、日本外務省が「一対一の対話」と発表した会談も実態はパーティーでの立ち話。この点では、大統領は公私混同を避けたといえる。 だが、日露関係筋は「エカテリーナ訪日では、ロシア政府のチャーター機が使用されたとの有力情報がある」と明かす。質素な生活が売り物の大統領だが、かわいい娘は別のようだ。

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