主役になれない中国自動車メーカー

執筆者:フォーサイト編集部2011年1月28日

 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが日本長期国債の格付けを1ランク下げました。記者団から質問を受けた菅首相は「そういうことに疎いので……」と述べたそうです。揚げ足を取るつもりはありませんが、他に言いようはないのでしょうか。昨日は頼みの公明党からも解散要求を突き付けられ、苦しい政権運営が続きます。

 チュニジアの政権崩壊が、中東全域を揺るがしています。エジプトにも飛び火した民主化要求の動きについては、来週お伝えする予定です。

 本日の更新記事は、1月24日付記事の後篇、高村悟さんの「主役になれない中国自動車メーカー――世界最大市場の光と影(下)」です。自動車の生産と販売で世界トップになった中国ですが、製造業としてスポイルされた(甘やかされた)中国メーカーに、競争力のある独自の技術は育っていません。

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