饗宴での「対中人権外交」

執筆者:フォーサイト編集部2011年2月3日

 本日の更新記事は、西川恵さんの「饗宴外交の舞台裏(152)オバマ大統領が最高のもてなしに隠した『対中人権外交』」です。先月、中国の胡錦濤国家主席を国賓待遇で迎え入れた米国。執り行なわれた豪華な晩餐会には、意外な隠し味が仕込まれていました。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「イラン原発にチェルノブイリ並み事故の恐れ」(インテリジェンス):イランの核施設をターゲットにしたイスラエル発のコンピューター・ウイルスが、ブシェール原子力発電所にも感染。同原発がチェルノブイリ並みの事故を起こす危険が懸念されています。
 「ウィズナー特使の正体」(インテリジェンス):米特使としてエジプトに乗り込んだウィズナー元駐エジプト大使。狙いの1つは、CIAとの密接な関係で知られるスレイマン副大統領とのコミュニケーションと思われます。そして、このウィズナー氏の父親の、意外な経歴とは。
 「実は処罰されていないソマリア海賊」(アフリカ):最近は韓国海軍の特殊部隊による「海賊退治」が話題となりましたが、ソマリアの海賊は一向に減る気配を見せません。実は捕まっても海賊は処罰されていません。背景にはソマリアという「破綻国家」の現実があります。

 

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