東北の体験

執筆者:フォーサイト編集部2011年5月24日

 本日の更新記事は、吉野源太郎さんの短期集中連載「震災復興に見る日本の課題」の最終回「日本の未来に「東北の体験」をどう織り込むか」です。長きにわたり津波との戦いを続けてきた東北。今回の大震災の被害は甚大ではありましたが、過去の教訓に学んだ知恵と今後につながる希望もありました。東北は日本経済の繁栄を支え続けてきました。今回の「東北の体験」を日本の未来にどう結び付けるのかが我々に問われています。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「共和党エスタブリッシュメントを落胆させたダニエルズの不出馬表明」(アメリカ):共和党エスタブリッシュメント期待の星であった、財政保守派のミッチ・ダニエルズが次期大統領候補指名獲得争いへの不出馬を表明。オバマに勝てる人材は、登場するのでしょうか。

 「オバマ政権の中東政策の転換と南米諸国」(中南米):オバマ政権が打ち出したアメリカの中東政策の転換は、中南米にとっても歓迎すべきもの。民主化、自由貿易の先進地域として、中南米が中東政策にかかわる可能性も大きいのです。

 「タタ・グループ、仇敵ママタ・バナジー氏と『手打ち』」(インド):かつて西ベンガル州を追い出された形のタタ・グループが、「宿敵」のバナジー同州首相と手打ち。政治家、経済人とも清濁併せ呑む凄味があります。

 

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