「ポスト菅」の政治

執筆者:フォーサイト編集部2011年6月6日

 内閣不信任案をめぐるドタバタ劇を経て、政局が動き出しました。フォーサイト・フォーラムに、新トピック「『ポスト菅』の政治の行方」を立てましたので、混迷する現在の政局の問題点、「ポスト菅」の政治のあるべき姿などについて、ご意見をお寄せ下さい。

 本日の更新記事は、連載企画「復興を超えて」の第5弾、宇野重規さんの 「『政治の復興』を妨げる『リーダーシップ幻想』と『パターナリズム』」です。震災復興において何よりも問われるのは「政治の復興」なのですが、現実は復興どころか「政治の自滅」が進行しています。リーダーが代わればすべてが変わりうると考える「リーダーシップ幻想」と、判断を専門家や政府関係者に委ねる「パターナリズム」からの脱却が必要です。

 「専門家の部屋」では、「インテリジェンス」に「米、パキスタン、情報協力で和解進む」の新エントリ。パキスタンはビンラディン容疑者が潜伏していた隠れ家のCIAによる調査を認め、一方、米国は作戦実行部隊の海軍特殊部隊SEALSが持ち帰った証拠品をパキスタン3軍統合情報総局ISIが調査することに同意。電撃作戦で関係が悪化した両国関係は和解に向かっています。

 

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