台湾総統選「双英対決」

執筆者:フォーサイト編集部2011年6月21日

 なかなか辞めない菅総理。フォーサイト・フォーラム「『ポスト菅』の政治の行方」に寄せられるコメントにもいら立ちが目立ちます。nekosukiさんは、「菅総理自らが、自分の顔を見たくないのであれば、一日も早く法案を通せと開き直る、しかも満面の笑みを湛えて。やくざの物言いにも似た菅総理の言葉には唖然とするばかりである」とお怒りです。toyokawaさんからは「菅さんは総理大臣としては国民に選ばれていません。というより参院選で否定されています。正統性に欠けることおびただしい」とのご指摘。確かにその通りです。一方、JSIBATAさんからは、umikazekobeさんの呼びかけに応じる形で、「ネット選挙に私も賛成です」とのご意見が入っています。

 本日の更新記事は、野嶋剛さんの「台湾総統選『双英対決』の微妙な争点」です。半年後の台湾総統選に向け、準備を進める国民党・馬英九と民進党・蔡英文。中台関係を際立たせるのか、あるいは曖昧にするのかが争点になっています。

 「専門家の部屋」では、「アメリカ」に「米国−パキスタン関係の悪化は日本にとっても死活的な問題」の新エントリ。ビンラディン殺害でアメリカとの関係が悪化したパキスタンは、中国に急接近。インド洋の要衝であるグワダル港を中国が軍港化すれば、中東からインド洋、マラッカ海峡を通るシーレーンにエネルギー輸入を依存している日本にとっても死活的な問題となります。

 

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