「専門家の部屋」に6本の新エントリ

執筆者:フォーサイト編集部2011年9月20日

 本日の更新記事は、野嶋剛さんの「台湾総統選観察(2)台風の目となった『はぐれ狼』宋楚瑜」です。来年1月の台湾総統選は、馬英九と蔡英文の実質的な一騎打ちのはずが、いま台風の目となっているのは政界の「はぐれ狼」宋楚瑜。その勢いはいつまで続くのか。

 「専門家の部屋」では、6本の新エントリ。

 「インド企業、対アフガン投資本格化へ~まず製鉄公社が鉄鉱石鉱山に応札」(インド、山田剛さん):中国やロシアのアフガニスタン進出をにらみ、インドも対アフガン投資を開始しました。しかし、インドは強力なカルザイ政権支援者とみなされており、それに反発するタリバンの動きが気がかりです。

 「印中ビジネス拡大に新たな一歩~中国工商銀、インドに初の支店開設」(同):世界最大級の金融機関、中国工商銀行がムンバイに支店を開設。中国本土の銀行がインド国内に支店を開くのは初めてです。印中の二国間貿易額は、昨年度に600億ドルの大台を達成しており、さらなる加速が予想されます。

 「対ロシア債務問題とパイプライン構想の進展」(朝鮮半島、平井久志さん):ロシアのイズベスチヤ紙は、ロシア政府が北朝鮮の対露債務を帳消しにする方針を固めたと報じました。まだ最終合意には至っていませんが、北朝鮮を通過するガスパイプライン建設の動きに連動しているようです。

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