アル=ジャジーラ社長の退任

執筆者:池内恵2011年9月22日

 アル=ジャジーラの社長(Director General)ワダーハ・ハンファル(Wadah Khanfar)が920日に退任したことは、さまざまな憶測と、回顧の念を中東専門家の間に呼び覚ましている。http://blog.foreignpolicy.com/posts/2011/09/20/wadah_khanfar_resigns_from_al_jazeera

http://blog.foreignpolicy.com/posts/2011/09/20/the_end_of_the_al_jazeera_decade

http://www.guardian.co.uk/media/2011/sep/20/al-jazeera-chiefs-surprise-resignation?INTCMP=ILCNETTXT3487

http://www.guardian.co.uk/media/2011/sep/20/al-jazeera-wadah-khanfar-replaced

 「憶測」とは、エジプトやリビア、イエメン、シリアの大規模デモを全面的に支持して報じ、しばしば「煽る」ような番組構成も採用して、変化を伝えるメディアであると共に、変化を後押しする要因ともなってきたアル=ジャジーラの報道姿勢が、社長の退任を画期に変化するのではないか、というものである。

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