パイプとサイゴン

執筆者:徳岡孝夫2011年9月30日

≪編集部より≫9月9日の記事「クオ・ヴァディス きみはどこへいくのか? 独裁者という物語」に対し、会員のsisaさんから筆者の徳岡孝夫さん宛てに「徳岡先生へ本文と関係のない質問」というコメントをいただきました。徳岡さんに転送しましたところ、お返事をいただきましたので、掲載いたします。 【問い】先生の著作はたくさん読ませていただいていて、いつも大阪的なすっきりとした気分を楽しんでいます。これからもお元気で、超辛口のご意見をお聞かせください。  さて本文とは全く関係のない質問で恐縮なのですが、今回の震災の日に駅前にパイプたばこを1缶買いに出掛けた、と何かに書かれていたのを読ませていただきました。ベトナム時代に開高健氏とたばこのやり取りがあったようなことも読ませていただきました。かなり長いパイプのご愛煙家と推測いたしますが、わたしの長年の疑問なのですが、たばこの煙は肺にまで吸い込んでいらっしゃいますか。また開高健氏はどうだったのでしょうか。パイプの愛煙家の1人としてのくだらない質問です。ちなみにわたしは吹かすだけの軟弱なスモーカーです。 【答】パイプ・スモーキングと故開高健氏について御質問を頂きました。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。