フランスの脱原発、「専門家の部屋」5本の新エントリ

執筆者:フォーサイト編集部2011年10月31日

 本日の更新記事は、国末憲人さんの「『ヨーロッパエコロジー・緑の党』躍進でフランスに脱原発旋風は起きるか」です。電源の8割近くを原子力発電に依存するフランスでも脱原発の動きが。「緑の党」候補が、来年の大統領選に勝利する可能性は低いものの、今後のフランスの原子力政策に一定の影響は与えそうです。

 「専門家の部屋」では、5本の新エントリ。

 「野田政権による『南進戦略』と『中国包囲網』?」(東南アジア、樋泉克夫さん):シンガポール華字紙、香港の中国系紙が報じた、野田政権の真実? 日本は東南アジア諸国と連携し、着々と中国包囲網を築きあげているというのですが……。

 「プーチン次期大統領の最初の訪問国は?」(ロシア、名越健郎さん):来年3月の選挙で大統領就任が確実なプーチン氏の、就任後初の外遊先が日本になる可能性が出てきています。最大の目的はエネルギー協力の拡大。実現すれば、プーチン政権3期目のアジア重視が鮮明になります。

 「チュニジア新体制の結集軸『市民国家』概念とは」(中東、池内恵さん):チュニジアの憲法制定会議選挙では、中道イスラーム主義政党が勝利。しかし、過激なイスラーム国家を目指すとは考えにくく、「市民国家」概念を橋渡しに、イスラーム主義勢力と自由主義勢力が協調の道を探る動きとなりそうです。

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