追い込まれた馬英九、「専門家の部屋」6本

執筆者:フォーサイト編集部2011年11月24日

 本日の更新記事は、野嶋剛さんの「台湾総統選観察(4)『オウンゴール』で窮地に追い込まれた馬英九」です。台湾総統選で再選を目指す馬英九氏は10月17日、当選後に中国との平和協定締結を排除しない考えを明らかにしました。しかし、「現状維持」を支持する台湾社会のマジョリティはこの考えを好意的に受け入れません。これを見てとった馬氏は慌てて平和協定締結前に住民投票を実施することを表明しましたが、このふらつき具合が馬氏への失望感を一層広げる結果に。いまや支持率は、民進党の総統候補・蔡英文氏と「ほぼ互角」と考えてよさそうです。

 専門家の部屋では、6本の新エントリ。

 「日朝戦で大合唱された『金正日を称える歌』」(朝鮮半島、平井久志さん):先ごろ行なわれたサッカーワールドカップ予選日本・北朝鮮戦で、日本チームは手厳しいアウェーの洗礼を浴びました。君が代斉唱中の大ブーイングについて、北朝鮮の鄭大世(チョン・テセ)選手はツイッターで「悲しく心苦しかった」と記しました。

 「FX選定――ユーロ・ファイターの戦略的意味」(安全保障、栁澤協二さん):寿命を迎えているFX4ファントムに代わる新戦闘機に何を選ぶのか。ユーロ・ファイターの利点を解説します。

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