プーチンの限界

執筆者:フォーサイト編集部2012年1月5日

 本日の更新記事は、短期集中連載「世界が動く:2012年各国選挙展望」の最終回、名越健郎さんの「限界にきた『プーチン柔道政治』」です。プーチンの支持率は、大規模デモが起こった昨年12月10日には25%にまで低下。かつて70-80%を誇ってきた全盛期とは比べるべくもありません。3月4日の大統領選でも、第1回投票で過半数を獲得するのは困難と見られます。

 「専門家の部屋」では、「インテリジェンスの部屋」に春名幹男さんが2本の新エントリ。

 「こんな時期に内閣情報官と危機管理監を突然交代させていいのか」:「更迭」か「トカゲのしっぽ切り」か? それよりも問題なのは、北朝鮮情勢がなお流動的なこの時期に、情報機関と危機管理体制のトップを交代させることの危険性です。

 「死刑執行遅延・麻原奪還という計画(?)にどう対応-裁判員裁判の設備再検討を」:平田信容疑者の出頭の裏に、教祖の死刑執行遅延や奪還を図る意図は本当にないのか。裁判員裁判になるとすれば、裁判員の安全を確保するための設備を用意する必要も出てきます。

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