10年以内に再び過酷事故

執筆者:フォーサイト編集部2012年1月24日

 本日の更新記事は、塩谷喜雄さんの「安易な原発再稼働で『10年以内に再び過酷事故』という原子力委試算」です。昨年10月、原子力推進政策の総元締めとも言える政府の原子力委員会小委員会が出した衝撃的な数字。政府はストレステストや「ドリルの装備」などという目くらましで原発再稼働を図ろうとしていますが、事故の教訓を踏まえた安全策の検討が欠落しています。

 「専門家の部屋」では、2本の新エントリ。

 「サウスカロライナ州予備選挙:今後は『ロムニー対ギングリッチ』の直接対決へ」(アメリカ、足立正彦さん):ロムニーが勝利すれば一気に勝負がつくかと思われたサウスカロライナ州予備選挙で、ギングリッチが圧勝。米共和党大統領候補選出プロセスは、今後2人の直接対決となります。

 「武器輸出の解禁が招く防衛産業の崩壊」(安全保障、栁澤協二さん):政府は昨年末、武器輸出3原則の見直しを発表しましたが、これまで「国産化方針」で保護されてきた産業が国際競争に勝ち残れる保証はなく、20年後を見越した先進的な戦略・用兵構想がない日本は、サブ・システムの供給国になってしまう可能性が大です。

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