「速度戦」の金正恩後継体制づくり、「専門家の部屋」3本

執筆者:フォーサイト編集部2012年3月7日

 本日の更新記事は、平井久志さんの「『速度戦』の金正恩後継体制づくり(上)進む指導部固め」です。北朝鮮は4月中旬に党代表者会議を開催することを決定。ここで金正恩氏が党総書記、国防委員長に就任する可能性が高まりました。指導部も着々と固まってきていますが、今後の人事では、「旧軍」の大物・呉克烈国防副委員長の処遇や、張成沢党行政部長の昇格に注目が集まります。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「本格化するフランス大統領選挙戦」(ヨーロッパ、渡邊啓貴さん):本格化するフランス大統領選挙。劣勢のサルコジ大統領が、理念・価値論争を仕掛けていくことも考えられます。

 「王室を軸に中国傾斜が進むタイ」(東南アジア、樋泉克夫さん):農業、自動車生産などで接近が進むタイと中国。主役はシリントーン王女と、王室とも血縁を持つタイ有数の華人財閥・ラムサム一族の中核、カシコン・タイ銀行です。

 「東南アジアに加えアラブ・イスラム圏も巻き込む中国の『西部大開発』」(東南アジア、樋泉克夫さん):中国が策定した「西部大開発125規画」で、中国の開発は東南アジアに加え、アラブ・イスラム圏の都市との連携も睨んだものとなります。

 

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