【ピックアップ/仏大統領選挙】

執筆者:フォーサイト編集部2012年4月17日

4月22日に第一回投票を控えているフランス大統領選。サルコジとオランドの一騎打ちかと思いきや、右翼国民戦線の支持率アップなど、意外な展開となっています。これまでにフォーサイトが報じた、フランス大統領選挙を以下にご紹介します。

 



仏大統領選展望・国民戦線の不気味な足音(4月16日)
http://www.fsight.jp/blog/11390
これまでパッとしなかった右翼政党・国民戦線だが、大手機関CSAが3月に実施した世論調査は、驚くべき結果を示している。18歳から24歳までの若者を対象とした支持率で、ルペン氏がオランド氏を抑えてトップに立ったというのである。

 

 

仏大統領選展望・仰天シナリオの可能性(4月12日)
http://www.fsight.jp/blog/11377
各種世論調査の数字を見る限り、オランド氏の優位は動かしがたい。ただ、ひっくり返る要素も少なくないと、私は考える。(中略)加えて、右翼「国民戦線」(FN)の存在も攪乱材料だ。大統領選だと決選に残るのが上位2人だが、総選挙の場合、選挙区で一定割合以上の得票をすると3人目、4人目も進出できる。だから、サルコジ氏与党の大衆運動連合(UMP)、社会党にFNも加えた三つどもえの決選となる選挙区が相次ぐだろう。UMPとFNが支持層を食い合えば、社会党大勝だってあり得る。

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