フランス大変動、「専門家の部屋」4本

執筆者:フォーサイト編集部2012年6月25日

 本日の更新記事は、国末憲人さんの「『左右対立』から『上下対立』へ――フランス総選挙に見る大変動」です。対立の軸となるのは「グローバル化」。グローバル化を積極的に受け入れるか、拒否するか。6月10日と17日に投開票のあったフランス総選挙は、そのような時代の到来を感じさせる結果となりました。

 「専門家の部屋」では、4本の新エントリ。

 「原子力基本法改正『こっそり軍事利用へ』という誤報と、その責任」(行政ウオッチング、原英史さん):東京新聞が21日付朝刊1面トップで報じたスクープ。誤解というか、曲解というか……。

 「再び脚光を浴びる『カジノ王』の巨額献金」(アメリカ、足立正彦さん):かつてはギングリッチを支援してロムニーを攻撃した男が、今度はロムニー支援に。

 「CIAの対シリア秘密工作が抱える危険なリスクとは」(インテリジェンス、春名幹男さん):シリア反政府勢力への支援の難しさは、アサド政権崩壊後、どの勢力が新政権を形成するのか全く見通しが付いていないことにあります。

 「ムスリム同胞団のムルスィーがエジプト大統領に当選」(中東、池内恵さん):エジプトの大統領選挙でムスリム同胞団のムルスィー候補の勝利が確定しました。選挙公約である「再生プロジェクト」に賭けてみた国民の期待に応える成果を出せるか、これからが正念場となります。

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