民主主義は持続可能か、「専門家の部屋」5本

執筆者:フォーサイト編集部2012年7月2日

 6月30日にエジプト大統領就任宣誓を行なったムルスィー氏。これに先立ち、29日に池内恵さんの「中東―危機の震源を読む(79)文民大統領と軍の『コアビタシオン』をめざすエジプト政治の大きな一歩」をアップロードしました。エジプト近代史上初めての文民大統領の誕生です。大統領権限の一部が制約され、議会は解散された状態での就任ですが、エジプト政治にとって大きなステップです。軍部とムスリム同胞団の「コアビタシオン(共存あるいは「同棲」)」が動きだします。

本日の更新記事は、「【対談 宇野重規×渡辺靖】民主主義は持続可能か(上)『欧米中』それぞれの事情」です。世界中で露呈する民主主義の機能不全。はたして民主主義はこれからも統治システムとして機能するのでしょうか。東京大学の宇野重規教授(政治思想史、政治哲学)、慶應大学の渡辺靖教授(文化人類学、文化政策論、アメリカ研究)のお二方に語り合って頂きました。

 「専門家の部屋」では、5本の新エントリ。

 「共和党の保守化を懸念するブッシュ元フロリダ州知事」(アメリカ、足立正彦さん):お兄さんとは対照的に、今もアメリカ国民から尊敬されているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が、共和党の「超保守化」を批判しています。

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