パイプ・カットからシリア情勢へ、「専門家の部屋」5本

執筆者:フォーサイト編集部2012年7月12日

 本日の更新記事は、徳岡孝夫さんの「クオ・ヴァディス きみはどこへいくのか? 古都ダマスクスの記憶」です。今月の徳岡さんの想像力は、テープカットからパイプ・カットへ、「目からウロコ」から市民が弾圧されていると伝えられるダマスクスへ、と飛びます。

 「専門家の部屋」では、5本の新エントリ。

 「メドベージェフ首相の奇怪なパフォーマンス」(ロシア、名越健郎さん):個人的なパフォーマンスのために北方領土を訪れたメドベージェフ首相。プーチン大統領がこれを阻止できなかったことが問題です。

 「メルケルの最大のライバルは『隣の奥さん』?」(ヨーロッパ、佐藤伸行さん):欧州危機対策で譲歩を余儀なくされたメルケル独首相ですが、実は国内での支持率は上昇。しかし、最大野党SPDに強力なライバルが誕生しつつあります。

 「原発再稼働の行方 ~燻り続ける大飯、先行き不明な伊方」(行政ウォッチング、原英史さん):再稼働となった大飯原発ですが、「反対」を唱えるデモは勢いを増しつつあります。また、「次の再稼働候補」と目される四国電力の伊方原発も、先行き不透明です。

 「財政・政治統合への活路を求めるEU」(ヨーロッパ、渡邊啓貴さん):ヨーロッパはリーマンショック以後の停滞からどう脱出するのか。次なる統合のステップが摸索されています。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。