「増税日本」

執筆者:フォーサイト編集部2012年7月27日

 女子に続いて男子サッカーもオリンピックで勝利です。1面トップで報じている新聞が多いのには、少し驚きました。それにしてもあれだけのスピードを世界に披露し、数多くのチャンスを作りながらも1本もシュートを決められなかった永井選手。選手としての評価はプラスなのでしょうか、マイナスなのでしょうか(やっぱりプラスか)。ジョホールバルでの岡野選手を思い出しました。

 本日の更新記事は、青柳尚志さんの「堕ちゆく世界の迷走(23)『増税日本』の前に広がる世界景気の積乱雲」です。河村たかし名古屋市長が率いる政党名を一部拝借すれば、野田首相の「ぶれない」政治姿勢は「増税日本」。その姿勢はIMFなどからも歓迎されていますが、新興国、中南米諸国、スペインなど、経済の不安要因は目白押しです。

 「専門家の部屋」では、「インド」に「経済改革推進に新たな逆風~政治や官僚主義に揺れる『投資拡大の切り札』」(山田剛さん)の新エントリ。やはり進まぬ経済改革。ベトナムやミャンマー、バングラデシュなどが新・新興国候補として台頭する中、投資家がインドの改革をいつまでも辛抱強く待ってくれるとは限りません。

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