金融庁の“強権”、「専門家の部屋」4本

執筆者:フォーサイト編集部2012年9月18日

 本日の更新記事は、磯山友幸さんの「“強権”金融庁に萎縮する金融業界」です。行政処分を連発し、「金融処分庁」と揶揄されるようになった金融庁。在任2年目に入った畑中龍太郎氏が長官になってから、その傾向はさらに顕著になっています。民間金融機関など監督対象をひれ伏せさせ、一挙手一投足まで縛ろうとする金融庁の狙いは何なのでしょうか。

 「専門家の部屋」では、4本の新エントリ。

 「ロシアのお陰で『領土3正面作戦』を回避」(ロシア、名越健郎さん):中国、韓国との緊張が高まる中、ロシアとの関係が平穏なのは、不幸中の幸い。もちろん先方には先方の狙いがありますが。

 「外交・安全保障のビジョンを示さず、オバマに揶揄されたロムニー」(アメリカ、渡部恒雄さん):オバマ大統領は党大会のスピーチで、「私の挑戦者とランニングメイト(伴走者=副大統領候補)は外交政策では新人だ」「冷戦時代にワープしない限り、アルカイダではなくロシアを米国の最大の敵と呼ぶような人はいない」と、ロムニー陣営の安全保障感覚の欠如を揶揄しました。

 「インド、ついに改革加速へと踏み出す」(インド、山田剛さん):ついに改革加速へと踏み出したインド。経済再浮揚のきっかけとなりそうです。

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