中国と韓国に横たわる領土問題

執筆者:フォーサイト編集部2012年11月21日

 鳩山由紀夫元首相は、衆院選に出馬しないようです。毎日新聞は「党内かき回し退場へ」「民主党政権迷走の象徴」と見出しを立てています。ずいぶんな言われようだなあ、とも思いますが、当たっていますね。実際にお目にかかると大変愉快な人ですが、総理にしてはいけない人でした。まあ、この人のことだけに、本当に不出馬となるのかどうかは、もう少し様子を見なければわかりませんが。

 本日の更新記事は、連載企画「中国の領土問題」の第2回、黒田勝弘さんによる韓国篇「『均衡外交』への憧れと対中国リアリズム」です。来るべき中朝国境紛争に備え、高句麗史という「歴史領土」の囲い込みを図る中国。領土と歴史が不可分であることを知る中韓両国は、国をあげての「歴史戦争」に突入しています。

 「専門家の部屋」では、「朝鮮半島」に「安哲秀の焦り――『韓国大統領選』難航する候補一本化」の新エントリ。来月行なわれる韓国大統領選。野党候補の文在寅陣営は、自身の支持率が上がったのに気を良くして、「安哲秀辞退説」を流布。反発する安氏との候補一本化が難航しています。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。