自民党の課題

執筆者:フォーサイト編集部2013年1月28日

「インテリジェンス・ナウ」を連載していただいている春名幹男さんが新著『米中冷戦と日本 激化するインテリジェンス戦争の内幕』(PHP研究所)を上梓されました。現在の世界の超大国、米国と中国の関係を多角的に分析し、日本の針路を示しています。インテリジェンス関係のエピソードが満載で、フォーサイトにお書きいただいた原稿にさらに肉付けした論考も多く収録されています。

本日の更新記事は、牧原出さんの「自民党が直面する新たな課題――政党の組織力が政治の行方を決める」です。経済財政諮問会議は機能するのか、官邸と自民党との関係はどうなるのか、オール与党化しかねない各党とどう付き合うのか――。スムーズなスタートを切ったかに見える安倍政権の、今後の課題を探ります。

「専門家の部屋」では、2本の新エントリ。

尖閣諸島海域で出現した『日中台三つどもえ』の構図」(中国、野嶋剛さん):1月24日、尖閣諸島海域で初めてあいまみえた日本、中国、台湾。台湾は中国の共闘呼び掛けに、今回は応じなかった形です。

『対日包囲』の先頭に立つメルケル独首相」(ヨーロッパ、佐藤伸行さん):アベノミクスの柱である金融緩和を「為替操作」と断じたメルケル独首相。一方で、中国の「人民元改革」を持ち上げています。

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