日本人は政治に無関心か?

執筆者:フォーサイト編集部2013年2月25日

本日の更新記事は、宇野重規さんの「政治をゼロから考える(15)『日本人は政治に無関心』は本当か」です。昨年末の総選挙では投票率が60%を切り、戦後最低を記録。とはいえ、日本人が政治に無関心かと言えば、事態はそう単純ではありません。また、投票する人たちの間では、政治に対し「否定的な関心」を持つ人々が増えているようです。

「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

「『自衛隊を用いる』という表現はなぜ危険なのか」(安全保障、林吉永さん):日本国内では「自衛隊は軍隊ではない」という政府の見解が繰り返されるがゆえに認識がぼやけますが、自衛隊は国際的には立派な軍隊。その自衛隊を「用いる」という表現は、軍事行動の発動を意味します。

「アフリカに軍事介入するフランスの論理」(アフリカ、白戸圭一さん):植民地だったアフリカの5カ国に現在も軍事基地を置くフランス。米英に比べても、アフリカへの関与が際立つ同国の論理とは。

尖閣で台湾が中国と協力しない『三つの理由』」(中国、野嶋剛さん):尖閣問題で、台湾はなぜ中国と協力しないのか。そして、この問題について米国は台湾に何を望んでいるのでしょうか。

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