ローマ法王「退位表明直前」の夕食会

執筆者:フォーサイト編集部2013年3月13日

本日の更新記事は、西川恵さんの「饗宴外交の舞台裏(177)退位表明直前のローマ法王が神学生たちと共にした夕食会」です。次のローマ法王を選ぶコンクラーベがバチカンで始まりましたが、2月に退位を発表したベネディクト16世がその3日前、神学校で神学生らと夕食をともにした時の状況がわかりました。この会に同席した谷口幸紀神父によれば、法王はヘリコプターで物々しくやってきましたが、退位の予兆を感じさせるムードは全くなかったということです。

「専門家の部屋」では、「中南米」に「『反米』『民衆との絆』『破綻した経済』―チャベス大統領とは何だったのか」(遅野井茂雄さん)の新エントリ。支持者からの崇拝は半ば宗教色を帯び、チェ・ゲバラにも匹敵するカリスマ性がありますが、知識人、西側マスコミからの評価は死去した今でも極めて厳しい。ベネズエラのチャベス大統領とは、一体何だったのでしょうか。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。