一党独裁と経済発展、「専門家の部屋」3本

執筆者:フォーサイト編集部2013年3月18日

本日の更新記事は、田中直毅さんの「経済の頭で考えたこと(57)中国『一党独裁』ではなぜ経済発展が望めないのか」です。中国の経済はなぜこれ以上強くならないのか。共産党の一党独裁下では、イノベーションを実現することが極めて難しいからです。

「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

対テロ戦略の要衝・ケニアで誕生した『被告人』大統領」(アフリカ、白戸圭一さん):対テロ戦略の戦略的要衝・ケニアで行なわれた大統領選挙で、勝ったのは国際刑事裁判所から訴追されている人物。巨額の援助を供与するアメリカも頭が痛い。

議論されなかったゴラン高原UNDOF要員拘束事件」(中東、池内恵さん):3月6日にゴラン高原で国連の組織であるUNDOFの要員が武装勢力によって拘束されました。日本は昨年暮れに要員を撤収したため難を逃れましたが、重要な要素が幾重にも絡んだ事件です。

米民主党は『新たなニューディール連合』を構築できるか」(アメリカ、足立正彦さん):近年の大統領選を分析してみると、民主党の優位は明らか。今後、1932年から68年まで「ニューディール連合」と呼ばれる強固な支持基盤に支えられた同党の黄金時代を再現できるのでしょうか。

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