知日派“有望株”が相次いで米政権入りする。情報担当の国務次官補に指名された米投資銀行ゴールドマン・サックス副社長のランダル・フォート氏(五〇)は、一九八〇年代前半に「野党の安全保障政策を学びたい」と、当時の民社党衆院議員の私設秘書を半年間務めた。レーガン政権下で九三年まで財務、国務両省スタッフを歴任。民社党議員訪米時には当時のシュルツ国務長官やブッシュ副大統領ら大物との会見をセットした。 一方、国家安全保障会議(NSC)入りするカート・トング駐韓公使(経済担当)は、妻が日本人で、日本語・北京語が達者。「視野が広く、経済以外も目配りが利く人物」(日本外務省幹部)と期待も厚い。

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