「共和党圧勝」で気になる「オバマケア」の行方

執筆者:大西睦子2014年11月15日
 ”元祖”オバマケアの生みの親、ロムニー氏   (C)AFP=時事
”元祖”オバマケアの生みの親、ロムニー氏   (C)AFP=時事

 2014年11月4日に行われた連邦議会の上下両院議員と多くの州知事が対象となった米中間選挙の結果は、ご存じの通り共和党が圧勝、オバマ政権と民主党の大敗でした。

 私が暮らすマサチューセッツ州は、住民の多くが民主党の支持者です。ですので、4日の夜は、住民の怒りと悲しみのため、街はひっそりとしていました。そして数日後、ようやく人々は普段の落ち着きを取り戻し、選挙の結果を冷静に語り始めました。

 

州議会の仕組み

 マサチューセッツ州は、共和党のチャーリー・ベイカー氏が、民主党のマーサ・コークリー氏を1.9ポイントの差で破り、知事選に当選しました。

http://www.politico.com/2014-election/results/map/governor/#.VGTxN0uQnwI

 マサチューセッツ州は、有権者の35%が民主党支持で、11%が共和党、残りの53%が未登録、つまり無党派となっています。

http://www.sec.state.ma.us/ele/eleenr/enridx.htm

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