念願のダイエーへの経営参画を果たし、総合小売業で圧倒的な地位を確保したイオンが、コンビニエンス業界の再編に向けて動き出した。 イオンは傘下に業界六位のミニストップをもつが、コンビニ各社の業績は最大手のセブン・イレブンが二位のローソン以下を引き離し独走状態。そこでイオンの岡田元也社長は業界三位のファミリーマートに「打倒セブン・イレブン、ローソン」のために提携を持ちかけているという。ファミリーマートはローソンと規模もほぼ同程度だが、生鮮食品を扱う新業態を展開し始めたローソンや四位のサークルKサンクスなどに比べ「他のコンビニとの差別化ができていない」(証券アナリスト)。 そこでイオンの岡田社長は「イオンのノウハウをファミリーマートに供与し、傘下のミニストップとの共闘態勢を築く」(イオン幹部)意向とされる。

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