ドイツ北部の保養地ハイリゲンダムで六月六日から八日まで主要国首脳会議(G8)が開かれ、初日、議長国ドイツのメルケル首相夫妻が主催する歓迎夕食会がもたれた。 首脳会議の前夜祭でもある夕食会は、八カ国首脳夫妻が親睦を深める社交の場である。会場となったハイリゲンダムから南に二十キロのところにある地方領主の館には、ドレスに身を包んだ夫人とタキシード姿の首脳たちが次々と降り立った。 外交デビューとなったサルコジ仏大統領の妻、セシリア夫人は元モデル。銀色のスパンコールをちりばめた黒いカクテルドレス姿で登場し、ひときわ目を引いた。 〈料理〉 フォアポンメルン地方の野生の香草サラダ、メクレンブルクの菜種油ドレッシングに新鮮なカワエビを添えて 地元ミューリッツ湖で獲れたスズキのフィレのソテー、とろ火で煮たキュウリを下敷きに、エストラゴンとリースリングのソースで 地元で獲れた野生の若いイノシシの背肉、キャベツとジャガイモを添え、二種の胡椒ソースで 新鮮なイチゴのバニラアイスクリーム添え、あるいは地元または世界のチーズをお好みで 〈飲物〉 イーリンガー・ヴィンクラー ベルク・グラブルグンダー2005年(独ヘーガー社)=白

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