十一月六日から十七日にかけ、フランスのサルコジ大統領、ドイツのメルケル首相、日本の福田康夫首相と、日欧三首脳が訪米した。テキサス州のブッシュ大統領の牧場に招かれたメルケル首相は別にして、初訪米のサルコジ大統領と福田首相が、どうもてなされたか見てみよう。 対米協調に外交路線を転換したサルコジ大統領を、米国は諸手を挙げて歓迎した。六日夜の晩餐会には、米仏両国の関係者百六十人が招かれた。 ブッシュ大統領は米独立戦争に馳せ参じたフランスのラファイエット侯爵を引いて、「もう一人のジョージ・W(米国の建国の父で初代大統領のジョージ・ワシントン)とラファイエットは共に自由のために戦い、両国はその遺産を引き継ぎ、今も専制と戦う人々を支援している」と述べた。 答礼スピーチで仏大統領は「米国の友人であっても、私のようにフランスの選挙で勝てる」と笑わせ、「米国は自由を約束した国ではない。自由を与えてくれた国なのだ」と称えた。〈料理〉 メーン州のロブスターのポタージュ、ベルモット風味で エリゼ牧場の仔羊、トマト・ソースで、エンドウ豆とアンズ茸の煮込みにポテトを添えて ホワイトとグリーンのアスパラガス、バルサミコ酢で

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