フランスのオランド大統領と事実婚にあったバレリー・トリルベレールさん(50)が、東日本大震災の被災地支援を行っている同国の人道支援団体「人間の絆(SPF)」の一行と来日した。昨年1月、大統領の不倫発覚で関係を解消して以来初の来日で、筆者とのインタビューに応じた。最近の活動、ファーストレディーが置かれている厳しい状況、安倍晋三首相の昭恵夫人との関係などについて語ってくれた。

 SPFは昨年10月、日本財団との協力で、宮城県石巻市長面地区に地元漁民らの交流施設を完成させた。今回、SPF幹部とトリルベレールさんは地元漁民との交流のため7月上旬に来日。一行はカキ養殖場を視察し、水揚げされたばかりのアナゴの白焼きやカキの蒸し焼きが住民から振る舞われた。

 

活動の選択肢がない

地元漁民と親しく交わった(筆者撮影、以下同)

 ――SPFにはどういう立場でかかわられているのですか。

 SPFの後見人で、その理念や活動を広めるお手伝いをしています。1カ月前にはボスニア、セルビアに行きました。本当はもっと出かけたいのですが、私の経歴から不測の事態を周りが心配するため難しいのです。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。