10月31日、ソウルの検察庁者に出頭した崔順実氏(中央) (c)EPA=時事

 ミル財団のイ・ソンハン前事務総長はハンギョレ新聞に対して、崔順実(チェ・スンシル)氏が毎日、青瓦台から厚さ30センチの「大統領報告資料」を受け取っていたと証言している。イ前事務総長は「資料は、主に青瓦台の首席秘書官が大統領に報告したもので、ほとんど毎晩、(門番3人組の1人である)チョン・ホソン付属室秘書官が持ってきた」と証言した。その上で、崔順実氏がここはああしろ、あれはああしろと指示し、それを自分たちが事業計画書として作成して提出すると「それが後に1文字も変わらずにそのまま大統領府の文書となり、私たちに返ってきた」と述べた。
 ハンギョレ新聞が報じたイ事務総長のインタビューによると、崔順実氏は自分のソウル市論峴洞の事務所で各界の専門家と会って、大統領の今後の日程や国家的政策事案などについて論議したという。崔順実氏はこうした会をテーマ別に運営していたという。この秘密の会合で取り上げたテーマは財団の問題は約10%で、あとは開城工業団地の閉鎖など政府政策と関連したもので、崔順実氏はこれを「朴槿恵(パク・クネ)大統領の関心事項」と表現していたという。

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