11月22日以来、イスラエル北部ハイファ付近で大規模な山火事が続いている

 ここで注意を要するのが、発端は自然発生的な山火事だった(と見られる)ものが、途中から意図的な放火が加わって拡大・持続している可能性が、指摘され始めていることである。これはイスラエル社会の分裂と相互不信を深め、緊張を限界まで高めかねない。

 11月24日には、ギラード・エルダン公共安全相が一旦終息宣言を出しながらその後にまた山火事が多発している。エルダン公共安全相は「50%」が放火によると発言したという報道も一時はあり、後に発言はより限定的になったものの、「放火テロ」という用語を用い始めている。ネタニヤフ首相も24日、そして25日には、少なくとも一部が放火によるものであることを言明しており、放火犯をテロリストと呼んでいる

 25日に、山火事は各地で勢いを強めエルサレム近辺でも発生している。

アラブのソーシャル・メディアでの祝福

 ここで見逃せないのが、山火事の発生に際して、アラブ世界のソーシャル・メディア、特にツイッターで、嘲笑や祝福の声が広がったことである。ツイートの多くはイスラエルへの「天罰」として山火事を祝うものであり、必ずしも放火を煽っているとは限らないが、問題はその影響である。

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