「フォーサイト」(新潮社)、「クーリエ・ジャポン」(講談社)、「国際報道2016」(NHK-BS1)の3媒体が結集して行われる「国際報道メディアサミット」。
 国際報道の重要性を少しでも多くの人に知ってもらいたいという目的で2016年6月に開催された人気イベントが、「ドナルド・トランプ勝利」の報を受けて、11月20日に再び緊急開催された。
 なぜ、誰もが米大統領選の結果を見誤ったのか? トランプ政権の誕生で世界は、そして日本はどう変わるのか?

 国際政治学者の藤原帰一氏、NHK-BS1「国際報道2016」キャスターの田中淳子氏、講談社「クーリエ・ジャポン」編集長の井上威朗氏、そして「フォーサイト」編集長の安河内龍太が、先の見えない世界情勢とマスメディアの在り方について論じたイベントの様子を全3回でお届けする。

【プロフィール】
藤原帰一
東京大学大学院法学政治学研究科教授。 専門は国際政治、比較政治、東南アジア現代政治。『戦争を記憶する』(講談社)、『デモクラシーの帝国』(岩波書店)、『戦争の条件』(集英社)など著書多数。

田中淳子
1988年NHK入局。国際部デスク、シドニー支局長、ワシントン支局長などを歴任。2度のワシントン勤務では、計3回の大統領選挙、日米・米中関係を中心とした米外交、米内政全般、「内なるテロ」の問題などを取材してきた。現在、NHK-BS1「国際報道2016」キャスター。

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