「ろうそくデモ」は朴槿恵大統領を追い詰める大きな力になった (c)AFP=時事

 

 検察は朴槿恵(パク・クネ)前大統領を13の容疑で逮捕した。

 その容疑は(1)サムスン・グループの事実上のオーナーである李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長から298億2535万ウォン(約29億8000万円、約束分を含めると433億2800万ウォン)の賄賂を崔順実(チェ・スンシル)被告が事実上支配する2つの財団、冬季スポーツ英才センターに渡すようにした収賄容疑(2)各財閥など53企業に744億ウォン(約74億4000万円)を拠出するように強要した容疑(3)崔順実被告が所有する複数の会社に業務を依頼するよう現代自動車に強要した職権乱用の容疑(4)政府機密文書47件を、秘書官を通じて崔順実被告へ渡した公務上秘密漏洩容疑(5)朴槿恵政権に批判的な文化人のブラックリストの作成、運営を指示した職権乱用の容疑(6)政府に批判的な映画をつくっているとしてCJグループの李美敬(イ・ミギョン)副会長の辞任強要未遂の強要未遂容疑――など13容疑だ。

 サムスングループが2財団に出した204億ウォン(約20億円)は賄賂容疑と強要被害額の双方で計上されており、拠出を強要した実際の額は868億ウォン(約87億円)で約束分を含めると1003億ウォン(約100億円)に達する。

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